連日報道される、新型コロナウイルスのニュース。
アメリカでもその影響は大きく出始めている模様で、テキサス州オースティンで、3月13日に開催予定であった大規模フェス『SXSW』も新型コロナウイルス感染症への懸念から中止することが発表されました。
日本ではまだ馴染みのない人が多い『SXSW』とは、一体どのようなフェスなのでしょうか。
今回は、アメリカの大規模フェス『SXSW』について調べてみました!
SXSWとは
SXSWとは、サウス・バイ・サウス・ウエスト( South by Southwest )の略。
開催場所は、アメリカ合衆国テキサス州オースティン。毎年3月に開催されています。
音楽・映画・テクノロジーなどを組み合わせた大規模フェスで、例年40万人以上が来場し毎年その規模は拡大しています。
第1回は1987年で、その時は音楽祭として開催されました。
SXSWの内容
SXSWは、音楽祭・映画祭・インタラクティブフェスティバルなどを組み合わせた世界最大規模のフェスです。その内容を一つずつ見ていきましょう。
SXSWミュージック
1987年の第1回から開催されている音楽祭。初回の参加登録者数700名から、現在では50,000名以上に拡大。世界の音楽フェスの中でも最大規模となっています。
近年は音楽見本市としての機能も高まり、世代・ジャンルを問わず様々なアーティストが参加しています。日本からも、東京スカパラダイスオーケストラ、perfume、YOSHIKI(X JAPAN)などのアーティストが参加しました。
SXSWフィルム
1994年から音楽祭と同時開催されました。8000本以上の応募作品の中から250本近くの作品が上映されます。
世界中のインディー映画からハリウッドの超大作まで、幅広いジャンルの映画が上映されています。
日本の映画は毎年高い評価を受けており、2016年には佐藤信介監督の『アイアムアヒーロー』が観客賞を受賞しました。
SXSWインタラクティブ
1998年から音楽祭・映画祭と一緒に開催されるようになりました。当初はインターネット関連の新技術企業の祭典として開催されていました。
現在では新しいアイデアや技術を持つ新興企業のためのイベントになっています。
日本でSXSWというと、このインタラクティブフェスティバルをイメージする人が多いようです。
2007年に黎明期のTwitterがブログ関連の賞を受賞し、世界的な注目を集めて急成長のきっかけになりました。
SXSWコメディ
2016年以前にも度々実施されていましたが、2017年に先の3つのフェスティバルに並ぶ4つ目のフェスティバルとして公式に開催されました。
コメディアンによる漫談などを行います。
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