話題の海外ドラマ『ウォッチメン』の第2話を観た、アメコミに大して詳しくない僕の感想を書いていきます。
第1話の感想はこちら↓
第2話『コマンチ族の乗馬術による軍功』感想(ネタバレ注意!)
ドラマを観た僕の感想をザックリと書いていきますが、この先ネタバレにも触れるので何も情報を入れずにドラマを観たいという人は先にドラマを観てから読んでください!
署長は誰に、なぜ殺されたのか?
第1話の感想のときも書きましたが、コミックス版のオリジナル『ウォッチメン』の内容をほぼ忘れているので、本棚からコミックス取り出して復習を同時進行で進めています(全部は読めていないので記憶はまだあやふや!)。
それでは順を追って感想を。
車イスじじいは一体何者なのか?
第1話は、主人公シスター・ナイトの信頼置ける上司、警察署長のジャッドが木に吊るされて殺されたところで終了。
木の下には車イスに乗った黒人老人が。
「署長を吊るしたのは俺だ」と言うじじいを、自身の経営するベーカリーへ連れていき尋問を開始するシスター・ナイト。
尋問前に、隠し部屋で咆哮するシスター・ナイト。
なんちゅう声だ!!!
「俺はDr.マンハッタンだ」と適当な嘘をついて老獪にはぐらかすじじい。
尋問で分かったことは(真偽は不明)、名前はウィル、105歳(!!)、署長を殺した理由については「奴の部屋に骸骨を隠している」と意味の分からないことを・・・
少しづつ分かるヒーローたちのキャラと関係性

まずはルッキングラス。
署長がいる時は、実質No.2的な位置にいたよう。
署長の殺害現場で「リーダー気取りか?!」とレッドに言われたように、今後誰が警察側の指揮を執るのか揉めていきそう。
多分こいつが執ると思うけど。
唯一、署長の死を悲しんでいなさそう、というか何を考えているのか分からない不気味な奴。
次にレッド。
第1話ではレッドと呼ばれていたが、第2話で正式名称はレッドスケアであると判明。
パパラッチ?に「ナチ野郎!」と言われて、「俺はナチじゃねぇ!共産主義者だ!」と言ってボコボコにするあたり、超暴力的で好戦的なキャラであることが第2話で分かりました。
ホワイト・ナイト
第1話でも話に出てきた「ホワイト・ナイト」と呼ばれる事件。
今回その事件の回想シーンが出てきました。
クリスマスの夜、同時刻に警察官の自宅40軒にロールシャッハマスクを被った「機兵隊」が押し入り、警察官を殺害したという事件。
その生き残りが、シスター・ナイトとジャッド署長の2人。
その際、シスター・ナイトの相棒も殺され、孤児となってしまったその子供たち3人を、現在シスター・ナイトが育てているということも明らかに。
この回想シーン、最後シスター・ナイトのこめかみにショットガンを向けられるところで終わっているけど、なぜとどめを刺さなかったのか疑問が残るところ。
今後、何かの伏線となっているのでしょうか?
ウォータゲート事件が無かった世界
署長を殺した機兵隊を炙り出しに、ニクソンヴィルという白人至上主義者が住むトレーラーハウス集落に乗り込むヒーロー&警察。
ウォッチメンの世界では、ベトナム戦争でヒーローが活躍してアメリカが勝利したという歴史になっています。
その後のウォーターゲート事件も無かったことに(明るみにならなかっただけか?)なっているので、ニクソン政権が長く続いたという世界設定になっています。
そのため、何がどうなってそうなったのかは僕には分かりませんが、ニクソン亡き2019年の世界では白人至上主義者がニクソンを神的に?崇めて、ニクソンヴィルという集落でニクソンの像を立てて生活しています。
レッドフォード賠償金
これも第1話の会話の中で出てきた「レッドフォード賠償金」。
レッドフォードとは、この世界での現アメリカ大統領のようです。
第1話の冒頭で描かれた、1921年タルサでの黒人大量虐殺。
街1つが1日で丸ごと消えるほどの大惨事であったこの事件の、被害者および遺族に国から支払われる賠償金が「レッドフォード賠償金」とのことです。
白人至上主義者たちは、この「レッドフォード賠償金」を受給している人たちをことあるごとに糾弾しているようですね。
シスター・ナイトの自宅前で待ち構えている白人男性もレッドフォード賠償金を皮肉っていましたが、こいつは一体誰なんでしょう?
子供と面会させろと言っていましたが、親なの?
でも両親はホワイト・ナイトで殺されたって言ってたし、ほんと誰なんでしょうか?
アメリカ英雄物語
ドラマ内TVドラマとして放送される『アメリカ英雄物語』。
アメリカのスーパーヒーローの歴史を振り返る大河ドラマ的なものと思われます。
初回の放送に出てきたのは、コミックス版のウォッチメンでちらっと語られていた、アメリカで最初のスーパーヒーロー「フーデッド・ジャスティス」の話でした。
こっちのドラマはこっちでめちゃ面白そうだから、普通に観たい!
署長の部屋にあったのは・・・

「奴の部屋に骸骨を隠している」の真相を探るべく、うまいことジャッド署長の部屋に忍び込むシスター・ナイト。
このとき使う暗視スコープ(透視スコープ?)がイイ!
そして署長の部屋のクローゼットで見つけたのは、なんとKKKの白装束でした!
署長はKKKの一員だったのでしょうか?
それとも誰かが署長を陥れようと仕組んだ罠なのでしょうか?
前回、機兵隊はKKKオマージュと言いましたが、オマージュどころかKKKそのものだったようです。
今回も気色の悪い金持ちじじいのくだり
今回も金持ちじじいと執事とメイドの気色の悪いくだりがありました。
「旦那様はいい方~♪旦那様はいい方~♪みんな認めてる~♪」ってなんちゅー歌だ!
あとあのマズそうなケーキね。
今回は旦那様が書いた戯曲が演じられるのですが、これがDr.マンハッタンが誕生する時のあの話。
やはり旦那様はオジマンディアスなのか?
舞台上で本当に焼かれてしまう執事、そして同じ顔を持つ何人もの執事とメイド。
クローン人間なのか?
車イスじじいの正体は・・・
署長の部屋で見つけたKKKの白装束について、車イスじじいウィルに問い詰めるシスター・ナイト。
そこで明らかになったのは、なんとウィルはシスター・ナイトの祖父だったのです!
動揺してウィルを逮捕をするシスター・ナイト。
「お高い所の友人」が迎えに来ると、またも訳の分からないことを言うウィル。
ウィルを連行するため、車イスから車に乗せ換えたところで、なんと本当に「お高い所の友人」の迎えが!
飛行船なのかUFOなのか分からない乗り物が、車ごとウィルを連れて去っていくのでした。
・・・何が何やらサッパリだ!
第3話へつづく。
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第3話『彼女は宇宙ゴミに殺された』の感想はこちら↓
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