ピクサーの最新作『2分の1の魔法』観てきました!
ピクサー映画は大体大好きなので、毎作映画館に足を運んで鑑賞しているワタクシの感想をまとめていきます。
『2分の1の魔法』の概要
「リメンバー・ミー」「トイ・ストーリー4」のピクサー・アニメーションによる長編作品。亡くなった父親にもう一度会いたいと願う兄弟が、魔法によって半分だけ復活した父親を完全によみがえらせるため奮闘する姿を描いた。かつては魔法に満ちていたが、科学技術の進歩にともない魔法が忘れ去られてしまった世界。家族思いで優しいが、なにをやってもうまくいかない少年イアンには、隠れた魔法の才能があった。そんなイアンの願いは、自分が生まれる前に亡くなってしまった父親に一目会うこと。16歳の誕生日に、亡き父が母に託した魔法の杖とともに、「父を24時間だけよみがえらせる魔法」を書かれた手紙を手にしたイアンは、早速その魔法を試すが失敗。父を半分だけの姿で復活させてしまう。イアンは好奇心旺盛な兄バーリーとともに、父を完全によみがえらせる魔法を探す旅に出るが……。監督は「モンスターズ・ユニバーシティ」を手がけたダン・スキャンロン。
2020年製作/103分/G/アメリカ
引用元:映画.com
原題:Onward
配給:ディズニー
監督:ダン・スキャンロン
脚本:ダン・スキャンロン、ジェイソン・ヘッドリー、キース・ブーニン
声の出演:トム・ホランド、クリス・プラット、ジュリア・ルイス=ドレイファス、オクタヴィア・スペンサー、メル・ロドリゲス、カイル・ボーンハイマー
予告編はこちら↓
個人的評価:69点
ここから感想文(ネタバレ注意!)
『2分の1の魔法』を観た僕の感想をザックリ書いていきますが、この先ネタバレにも触れるので何も情報を入れずに映画を観たいという方は、まず先に映画を観てから読んでください!
ピクサーの新作とあらば一応は観に行くワタクシ
ピクサー22作目の長編映画『2分の1の魔法』。
一応僕自身は、ピクサーの新作映画が公開となれば映画館に足を運んで鑑賞するぐらいにはピクサー映画は好きですし、なんだかんだ毎回超期待して観に行ってます。
ちなみに、個人的には『トイ・ストーリー』シリーズは人生ベスト級に好きですし、賛否別れた『トイ・ストーリー4』も超好きです。
あと『リメンバー・ミー』も人生ベスト映画の1本です。
これでもか!ってぐらい泣かされた挙句、無宗教である僕(強い意志を持っての無宗教ではなく、ぼんやりと無宗教)は、この映画観て墓参りとかしちゃうようになりました。
それほどピンとこなかった映画も何本かありますが、毎回人生ベスト級を期待してしまうぐらい、ピクサー映画に信頼を寄せているという僕の話でした。
「そっちの話か!」映画が好き
「そっちの話か!」映画。
そんな映画があるのかは知りませんが。
僕が勝手にそうカテゴライズしてるだけなんですけど、このパターンの映画にとにかく弱く、「そっちの話か!」て気づいたときに鳥肌立って条件反射的に泣いてしまう映画があるんです。
今回の『2分の1の魔法』もそんな映画。
主人公のイアンは、自分が生まれる前に亡くなった父親にずっと憧れています。
イアンの16歳の誕生日プレゼントに、父親が残してくれた魔法使いの杖と不死鳥の石、そして死者が1日だけ甦られる「復活の呪文」が記された紙を渡されます。
憧れの父親を1日だけ甦らせるためにイアンは復活の呪文を唱えるも失敗し、父親は下半身だけ復活します。
父親と会って話をしたいイアンと兄のバーリーは、もう一度呪文を唱えるために、24時間以内に不死鳥の石を手に入れるべく旅に出るのでした。
全ては憧れの父親と話すため、「父さんとやることリスト」に書いた夢を叶えるために。
待ち受ける様々な試練をイアンとバーリーの兄弟、そして父親の下半身の3人で乗り越えていくも、自由奔放すぎる兄とケンカ別れしてしまうイアン。
目的の不死鳥の石も見つからず、「父さんとやることリスト」を一つも達成できずに父親が消えてしまうタイムリミットの24時間を迎えようとしています。
しかし、達成できなかったリストを一つずつ消している途中でイアンは気づくのです。
父さんと一緒に夢はかなえられなかったけど、これまでの人生、いつだって父さんの代わりに一緒にいてくれたのは兄のバーリーだったんだ、と。
「そっちの話かぁ!!!」
父と子の話でもあり、実は兄弟の話でもある。
先ほど申し上げた通り、ここで僕は一瞬で鳥肌立ちまくりの号泣しまくりでした。
ラスト、結局父親と会えて話せたのは兄バーリーだけで、その姿を岩の隙間からなんとも優しい表情で覗くイアン、という構図も何かめちゃくちゃ大人な着地で良かったです。
その上、父親が消えてしまったあと、バーリーが父親の代わりにイアンを抱きしめるシーンもたまりませんでしたよ。
ネアカなオタク
兄バーリーが「ネアカなオタク」ってのも良かったです。
最初、気弱で引っ込み思案な弟と、イケイケマッチョな兄なのかと思ったら、兄はイケイケマッチョなボードゲームオタクでした。
しかもイケイケだけど、傍からはかなり厄介者に見られている(イアンもそう見ている)バーリー。
そういえば、ボードゲームオタクと言えば、あのヴィン・ディーゼルも相当なボードゲームオタクで、ボードゲームが好きすぎてボードゲームのキャラの名前のタトゥーを入れてるとかって話をラジオで聴いて、僕の中で好感度爆上がりしたことを思い出します。
いま流行ってるから好き、とかじゃなく、周りにどう思われようが自分が好きなものに夢中でのめり込んでいる人というのはどうしたって魅力的だし、そういう意味でもバーリーはウザいほど暴走しまくるけど、僕はやっぱり好きになってしまうのでした。
総評
条件反射的に号泣してしまうパターンの映画であり、登場するキャラも魅力的な映画であるにも関わらず絶賛できなかったのは、映画のメインでもある不死鳥の石探しの冒険を割と退屈に感じてしまったからでしょうか。
なぜ退屈に感じたのか、具体的な理由を探してみましたが特に思いつかなかったので深くは言及しませんが。
イアンとバーリーが険悪な仲になった瞬間のダンスシーンとか、見えない橋を渡る高所恐怖症悶絶シーンとかは凄い良かったんだけどなぁ。
自分のコンディションや観るタイミングによっては、これもまた人生ベスト映画になっていた可能性もあったのかもしれない、という無責任なまとめで感想を締めくくらさせて頂きます。
12月公開のピクサーの次作『ソウルフル・ワールド』が、これまた超面白そうなので、そちらも期待しまくって公開を待ちます!
この他にも映画の感想を書いていますので、興味があればぜひ!↓
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