Netflixオリジナル映画『タイラー・レイク -命の奪還-』を観ました。
斬新なアクションシーン満載かつ胸熱展開も楽しめる、最高の娯楽映画でした。
コロナの影響も重なってか、Netflixの視聴世帯数の記録を塗り替えたそうですが、断じてそんなに大層な映画ではありません!
超楽しいけど。
そんな感じの感想をまとめていきます。
映画の概要
「マイティ・ソー」「アベンジャーズ」シリーズのクリス・ヘムズワースが主演を務め、「キャプテン・アメリカ」「アベンジャーズ」シリーズの監督アンソニー&ジョー・ルッソ兄弟が製作、「アベンジャーズ エンドゲーム」などでスタントコーディネーターを務めたサム・ハーグレイブが初メガホンをとったNetflixオリジナル映画。誘拐された少年を奪還するべく敵だらけの街に潜入する傭兵の死闘を描いたサバイバルアクション。裏社会の危険な任務を生業とする凄腕の傭兵タイラー・レイクは、ムンバイで誘拐された犯罪組織のボスの息子を救出するため、ギャングが支配するバングラデシュのダッカ市街地に向かう。敵のアジトに単身突入したタイラーは少年の奪還に成功するが、街中のギャングたちから猛追を受ける。絶体絶命の状況の中、卓越した戦闘スキルを駆使して戦うタイラーだったが……。Netflixで2020年4月24日から配信。
2020年製作/117分/アメリカ
引用元:映画.com
原題:Extraction
監督:サム・ハーグレイブ
脚本:ジョー・ルッソ
出演:クリス・ヘムズワース、ルドラクシャ・ジェイスワル、ランディープ・フーダー、ゴルシフテ・ファラハニ、パンカジ・トリパティ、デビッド・ハーバー
予告編はこちら↓
個人的評価:74点
ここから感想文(ネタバレ注意!)
『タイラー・レイク -命の奪還-』を観た僕の感想をザックリ書いていきますが、この先ネタバレにも触れるので何も情報を入れずに映画を観たいという方は、まず先に映画を観てから読んでください!
MCU一派が製作
監督は、今作が監督デビューのサム・ハーグレイブ。
『シビル・ウォー』やアベンジャーズの『インフィニティ・ウォー』『エンドゲーム』などのマーベル作品でスタント・コーディネートをしていた人らしいです。
製作には、キャプテンアメリカシリーズ、アベンジャーズシリーズで監督を務めたルッソ兄弟。
そして主演はクリス・ヘムズワースと、完全にマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の座組になっています。
これだけで観る前から超楽しみ!
特にクリス・ヘムズワースは、『マイティ・ソー』で始めて見たときは「何かいけ好かねぇな」と思っていたんですが(単にマイティ・ソーが嫌いだっただけ)、リブートの女性版『ゴーストバスターズ』の馬鹿イケメン役で「おや?」と思い始め、『マイティ・ソー バトルロイヤル』のどうかと思うくらいのキャラチェンジで完全に好きになってしまいました。
ちなみにMCU作品の中では『マイティ・ソー バトルロイヤル』が一番好き。
斬新なアクションシーンの連発
話題になっている通り、この映画とにかくアクションシーンが凄かった!
適当なシーンは一つもなく、一人一人ちゃんと殺します。
しかもアクション映画であんまり見たことないようなアクションや殺し方を、惜しげもなく見せてくれる上に、勿体付けたり大仰に見せたりすることなく、流れの中でどんどん繰り広げられていくのです。
だから気を抜くとついつい見逃してしまうかもしれないですが、一個一個のアクションがほんと斬新なので、もうそれだけで大満足!
聞くところによると、監督のサム・ハーグレイブは、『ジョン・ウィック』のアクションチーム(87イレブン・アクション・デザイン)のメンバーとのことなので、『ジョン・ウィック』を観た人なら必ず通ずるものを感じると思います。
恐るべし87イレブン・アクション・デザイン!
カーチェイスシーンも凄いですし、アクション映画とかあんまり見ない人でも、この映画のアクションシーンは飽きずに観られると思いますよ!
たぶん!
ストーリーに関してはあんまり書くこと無い!
恐らくアクションを観てほしい映画だと思うので、ストーリーに関しては特質すべきことは何もありません!笑
とは言うもののストーリー自体が破綻しているとか、酷すぎて観てられないとかいう類のものではないので全然オッケーなんですけど!
インドの麻薬王の息子が、バングラデシュの麻薬王に拉致られたって話です。
で、インドの麻薬王に雇われた傭兵部隊(クリス・ヘムズワースたち)が息子を救出に向かうのですが、インドの麻薬王は投獄されてて銀行口座凍結されてるから、傭兵部隊に支払う報酬が無い。
だから息子を救出した時点でインド麻薬王の手下(元特殊部隊)に傭兵部隊を殺させて、報酬払わず無事息子も救出って計画を実行するが・・・。
インドの麻薬王vsバングラデシュの麻薬王vs傭兵部隊(クリス・ヘムズワース)
っていう構図。
騙されたと気づいた傭兵部隊はインド麻薬王の息子を置いて撤退するのですが、反発するクリス・ヘムズワースは敵地で孤立。
もう金はいいから息子を救出したくなっちゃったクリス・ヘムズワースは、インド麻薬王の手下のサジュに協力を仰いで息子を救出するという「昨日の敵は今日の友」的な胸熱展開もあります。
自分の命を懸けて協力してくれたサジュも敵の猛攻に遭い、あえなく死んでしまうのですが、その亡骸をただチラ見して通り過ぎていくクリス・ヘムズワースの鬼畜っぷりは最高と言わざるを得ません。
総評
一番見せたかったであろうアクションシーンがどれも最高過ぎたので、この映画は最高だったということで良いのではないでしょうか。
ストーリーはありきたりで単純だったかもしれませんが、アクションシーンの邪魔にならなければすべてオッケーなんでしょう!
ラストの、死んだと思ったあいつは実は死んでなかったのか?みたいな思わせぶりな終わり方も「いかにも!」って感じで良かったですし。
あと途中で麻薬王の息子に名前を教えたときに「タイラーっぽくないね。ブラッドっぽい」っていうのは『ファイトクラブ』のタイラー・ダーデン(ブラッド・ピット)のことでいいんですよね?
だからってどーでもいいんですけども・・・
というわけで、最高のアクションシーンが堪能しまくれる『タイラー・レイク -命の奪還-』是非、観てみてください!
Netflixで観れますよ!
この他にも映画の感想を書いていますので、良かったら是非!↓
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