Netflixで配信中の韓国映画『ブラザー』を観ました。
マ・ドンソク主演ということで期待して観たのですが・・・
徹頭徹尾、フワッとしている映画でしたので、感想をまとめます!
『ブラザー』の概要
疎遠になっていた兄弟が父親の葬儀で再会。身勝手な2人が車の中で言い争ううち、女性をはねてしまう。2人は、彼女の不思議な言動に振り回されることに…。
引用元:Netflix
監督:チャン・ユジョン
出演:マ・ドンソク、イ・ドンフィ、イ・ハニ、チョ・ウジン、ソン・ヨンチャン、ホ・ソンテ
クソみたいな映画だからなのか、情報が全然なく、予告編も見当たりませんでした。
個人的評価:5点(100点満点中!)
ここから感想文(ネタバレ注意!)
『ブラザー』を観た僕の感想をザックリ書いていきますが、この先ネタバレにも触れるので何も情報を入れずに映画を観たいという方は、まず先に映画を観てから読んでください!
マ・ドンソクの出る映画にハズレなし!のはずが・・・
見出しの通り「マ・ドンソクの出る映画にハズレなし!」って聞いてたんですけど・・・。
少なく見積もっても「大ハズレ」でしたよ!
スタローンだって、シュワちゃんだって、クソみたいな映画何本も出てるんだから、そりゃたまにはこんなこともあるでしょう。
しかし、「韓国映画は質が高い!」とか「日本の生ぬるい映画に比べて、韓国映画は容赦がない!」なんつって、分かった風に韓国映画を高く評価していたのですが、韓国だろうが日本だろうがアメリカだろうが、クソみたいな映画はまだまだ全然存在するんだなぁ!と改めて実感させられました。
マ・ドンソクも今みたいに売れる前は、こんなどうしようもない映画に出てたのか、なんて思ったら、これ2017年の映画なんですね。
『新感染』の翌年、『犯罪都市』と同年です。
正気か!!!!
マ・ドンソクの真の素晴らしさが堪能できる傑作犯罪映画『犯罪都市』の感想はこちら↓
すべてがフワフワしていて、何も心に響かない
なんでこんなに面白くなかったのか、自分なりに冷静に分析してみると、作品の「テーマ」がよく分からないからだと思います。
テーマが無きゃ面白くないのかというと、そんなこともないんですけど。
大まかなテーマは「家族」や「血筋」の話なんでしょうが、にしても問題がフワッとし過ぎているし、取って付けたようなどうでもいい要素が多すぎて、結局何が問題で、この人たちが何をあたふたやってるのか、いまいちよく分からない上にどうでもよくなっちゃうんです。
当主問題。財宝問題。トンネル問題。母親の幽霊。坊さんになった本当の当主。母親の認知症。
要素だけでも多すぎるうえに、コメディ、ホラー、感動ものまで織り込まれても、結局軸が何にもないから、ずっと全部がフワフワしちゃってるんです。
クライマックス付近の同意書強奪の大スペクタルも、その直後に「同意書は取り戻せなかった・・・」って、じゃあさっきの長々と見せられた強奪シーンは何だったんだ!ってことになるし。
だったらせめて取り戻せなかったシーン見せてよ!って思うし。
母親の認知症の描き方も何だかなぁ・・・だし。
取って付けたような感動シーンの連続の締めが、登場人物全員号泣して泣かせにかかるというとんでもない荒業を使ってくるし(そんなことされても冷めるだけ)。
あと超中途半端な「文字特殊効果使い」。
あんな何の意味も無いうえに、たまーに思い出したかのように使うぐらいなら、全く必要なかったと思います。
すべての問題は親父が母親のことを言わなかったのが原因なんだけど、言わなかったことで誰一人幸せになれてないし、言わなかったくせにわざわざ文章に残して結局全部バレてるし、嫌いだわーこういうの。
総評
全部が全部どうでもいい話になっちゃってました。
韓国映画だから、マ・ドンソクが出てるからって、ダメなものはダメなんですね。
マ・ドンソクは相変わらず可愛かったですけど、可愛いからって何でも許されると思うな!ってことですね。
というわけで、相当ヒマで時間が有り余ってしょうがない人は気が向いたら観てみてください。
Netflixで配信されてますよ!
この他にも映画の感想を書いていますので、良かったら是非!↓
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