2020年6月26日(金)、ランボー11年ぶりの新作『ランボー ラスト・ブラッド』公開です!
このタイミングに1作目『ランボー』を観直し、甚く感動しましたので感想を書いていこうと思います。
『ランボー』の概要
ベトナムでグリーン・ベレーとして活躍した男が警察の嫌がらせに怒りを爆発させ、数百人の警官と死闘をくり広げる。製作はシルヴェスター・スタローンとバズ・フェイシャンズ。エグゼクティブ・プロデューサーはマリオ・カサールとアンドリュー・ヴァイナ、デイヴィッド・マレルの小説「たった一人の軍隊」(早川書房)をスタローンとマイケル・コゾル、,ウィリアム・サックハイムが共同で脚色、監督は「ノース・ダラス40」のテッド・コッチェフ、撮影はアンドリュー・ラズロ、音楽はジェリー・ゴールドスミスが担当。出演はシルヴェスター・スタローン、リチャード・クレナ、ブライアン・ドネイ、デイヴィッド・カルーソ、ジャック・スターレット、マイケル・タルボット、デイヴィッド・クロウリイほか。パナビジョンで撮影。
1982年製作/97分/アメリカ
引用元:映画.com
原題:First Blood
配給:東宝東和
監督:テッド・コッチェフ
脚本:マイケル・コゾル、ウィリアム・サックハイム、シルヴェスター・スタローン
出演:シルヴェスター・スタローン、リチャード・クレンナ、ブライアン・デネヒー、デビッド・カルーソー、ジャック・スターレット、マイケル・タルボット、デビッド・L・クロウリー、クリス・マルケイ、ドン・マッケイ、アレフ・ハンフリーズ、ジョン・マクライアム、ビル・マッキーニ
予告編はこちら↓
個人的評価:89点
ここから感想文(ネタバレ注意!)
『ランボー』を観た僕の感想をザックリ書いていきますが、この先ネタバレにも触れるので何も情報を入れずに映画を観たいという方は、まず先に映画を観てから読んでください!
私とランボー
『ランボー』といえば、『ロッキー』と並ぶスタローンの当たり役の一つ。
個人的には「ロッキーは超大好き!」、「ランボーもまぁ好き!」ぐらいの感じでした。
ランボー1作目を最後に観たのは、『ランボー最後の戦場』公開直前に一気に全作観直したのが最後。
もう10年以上前。
もっと子供の時に、テレビで何度か観たはずだけど、しっかりランボーを観たのはその時が初めてで、当時の感想は「ランボーってこんな話だったの?!」でした。
警察にいじめられまくった挙句、ブチ切れて街ごと破壊、最後はマッチョな男が泣きわめく。
当時、ベトナム戦争のこともPTSDなんて言葉も全然知らなかったので、「なんかめちゃくちゃな話だけど、逆にそれが面白い」なんていう、クソみたいな穿った面白がり方をしていたような気がします。
なぜランボーがそこまでブチ切れて、最後泣きわめくのか、全く理解できていなかったのです。
あまりにも悲しすぎる話
それから月日も経ち、当時よりも映画を観る機会も増え、ベトナム戦争やPTSDについても以前よりは知識も付き(ほぼ映画からの知識&今でも深く理解しているわけではない)、そんな状態で改めて1作目『ランボー』を観たら、以前とは全く違う衝撃を受けました。
「なんて悲しくてつらい話なんだ・・・」
ベトナム戦争で完全にぶっ壊された男の末路。
死んで終わりではなく、人生は狂ったまま続く。
世間では、のけ者扱い。
戦場では英雄だったが、今では駐車場係の仕事にも就けない。
戦友たちは戦場で死に、唯一生き残った友も、ベトナム戦争の後遺症で癌に罹り死んでしまった。
失意のまま辿り着いた町を歩いていると保安官に絡まれる。
「お前、面倒起こしそうだな。」
ただ、飯を食べたくて立ち寄っただけなのに。
必要以上に絡まれる。
全てに嫌気がさしてしまいキレてしまう。
そこからの出来事が、ランボー1作目の話。
ラストで「惨めだよ・・・」と泣き崩れるランボー。
こんなに悲しい話があるか。
スタローンとにかくカッコいい!!
若かりし日のスタローン、改めて観ると超カッコイイ!
当時30代半ば。
めちゃくちゃ若い!
そして何といっても声が高い!
本当にスタローンの声なのか?!
ロッキーの時とも全然違って聞こえるのだが。
忘れ難き敵役、ティーズル保安官
ひたすらランボーに絡みまくり、殺人マシーンを覚醒させてしまった人。
「俺の町」を守るために真面目に働いているだけ、とも言えなくもない。
山の中、ランボーに喉元にナイフを突きつけられて「お前なんか殺すのは簡単だ」と言われ、人知れずしくしく泣きだすという名シーンも。
それでも一度振り上げた拳を降ろすことができず、果敢にランボー抹殺を遂行するその勇気は、実は凄いのではないかと思います。
それともただの馬鹿なのか。
何もしていないランボーに言いがかりをつけて絡みまくり、徹底的にいじめまくる超嫌な奴ではあるものの、どうしても嫌いになれない敵役ティーズル保安官でした。
激シブ、トラウトマン大佐
ランボーを作り上げた男。
ランボーをぶっ壊した張本人でもある。
激シブで超いい役回り。
ランボー抹殺に腐心する保安官たちの前に突如現れ、「ランボーを助けに来たわけじゃない。皆さんを守りに来たんだ」という名台詞も!
ラスト、思いの丈をぶちまけて泣き喚くランボーの肩を抱き、何とも言えん表情を見せるトラウトマン大佐。
「ランボーのことなら何でも分かってますし、ランボーのことが分かるのは僕だけですから」みたいなドヤ顔もたまらんです。
総評
ということで、久々観たら思いのほか超感動&つらい気持ちになり、ランボーのことを大好きになってしまいました。
あれから38年。
2020年のランボーはどうなっているんでしょうか。
平穏で幸せな日々を送れているのでしょうか。
絶対そんなことはないでしょうが!
必ず新作観て感想書きます!
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その他にも映画の感想を書いていますので、興味があればぜひ!↓
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