スターチャンネルEXにて配信が開始された『ラヴクラフトカントリー 恐怖の旅路』第6話を観ました。
ラヴクラフト知識ゼロの僕がドラマを観た感想をまとめていきます。
ここまでの感想はこちら↓
第6話『テグで会いましょう』感想(ネタバレ注意!)
ドラマを観た僕の感想をザックリと書いていきますが、この先ネタバレにも触れるので何も情報を入れずにドラマを観たいという人は先にドラマを観てから読んでください!
アティカスの元恋人
ガラガラの映画館で、スクリーンに完全に引き込まれているアジア系女性。
流れているのはミュージカル映画(何の映画か私は分かりません・・・)。
他の客が出て行ったのを見計らって、劇中の曲に合わせて踊り出す女性。
いきなり最高のシーン。
女性の名はジア。
アティカスの元恋人か!!
父親は亡くなっているようで、今は母親と2人で実家暮らし。
2人で仲睦まじくキムチを漬けたりしています。
父親が死んで以来、ご近所さんから冷たくされているとか。
我が家を立て直すためにはジアが男を連れてくることよ!と言って聞かせる母親。
ジアは看護学校に通っています。
同級生にはヨンジャという、リーダー的な意地の悪そうな面構えの女性がいます。
何かとジアに絡んでくるヨンジャと、ヨンジャに憧れているような感じのジア。
ジアの正体
看護学校の学生たちは「集団見合い」という地獄のようなイベントに参加します。
数分間、一対一で会話をし、目の前で男性側が○×を付けるというとんでもないもの。
この風習は本当にあったものなんでしょうか。
この集団見合いの場でも、やたらと映画の話をする、THE映画バカで最高なジア。
もちろん上手くいくはずもなく不貞腐れていると、ヨンジャに一緒に喫茶店に行こうと誘われるのでした。
誘われたわりにはヨンジャの姿の見えない喫茶店で、中年男性と何の説明もなく惹かれ合うジア。
ジアの自宅に招き入れコトをおっぱじめます。
全く無表情なジアに、映像作品史上、最高のイキ顔を見せるおっさん。
おっさんが絶頂に達したとき、ジアの股間から、何か気色の悪いものがヌルヌルと出てきます。
クモの脚みたいなよく分らないもの。
それが、ジアの穴という穴(目とか鼻とか口とか)からそれが出てきて、おっさんの穴という穴に入り込んでいくのです。
そしてドッキングが完了すると、ジアはおっさんの人生のフラッシュバックを共有し、共有し終えるとおっさんは弾け散って部屋中血まみれになるのでした。
その瞬間に部屋に入って来る母親。
「あと10人よ」と母親。
この親子、こうして男を招き入れては殺戮を繰り広げているのか。
朝鮮戦争、そして九尾狐
ジアがいつものごとく映画館で映画を観ていると、突然地震のような揺れを感じます。
外に出ると、アメリカ軍の戦車がビラを配って回っています。
時は1950年、朝鮮戦争真っただ中。
ジアと母親の会話。
この会話から分かったこと
①ジアの中には九尾狐の魂が入り込んでいる。
②ジアはセックスの最中に相手の魂を吸い取っている。
③魂を吸い取るとき、相手の記憶も吸い取っている。
④その記憶はすべてジアの中に残っている。
⑤100人の魂を吸えば、吸い取ったすべての記憶が消え、ジアは人間に戻ることができる、と巫女に言われている。
⑥ジアの中には父親の記憶も入っている。
⑦ということはジアは父親と体の関係を持っていた?
そんなところ。
ジアの病院にも、戦争で負傷した兵士たちが日々大量に運び込まれてきます。
運び込まれたアメリカ兵に罵声を浴びせられながらもジアは治療をしていると、痛がるアメリカ兵に腕を掴まれてねじ上げられます。
それを助けるヨンジャ。
意地悪そうとか言ったけど、本当はイイ奴でした、ごめんなさい。
その場を離れたヨンジャは、病院とは関係なさそうな男性と耳打ちして紙を渡されます。
その様子を見ていたジアは、ヨンジャにその男性のことを聞くのでした。
彼は私のことを好きなだけ、と言ってジアに彼を紹介すると言います。
「彼はアカでしょ」というジア。
慌てて物陰に隠れて焦るヨンジャ。
ヨンジャも共産主義者だったのです。
ジアにとってはアカだろうが何だろうが関係ないのだけれども。
韓国でも「アカ狩り」は激しかったようで、ジアとヨンジャの目の前で共産主義者の男性が首を吊るされ殺されるのでした。
「アカを殺せ!」と合唱する市民たち。
あと1人
共産主義者のおっさんが目の前で殺され、深刻な話をするヨンジャをよそに、アメリカ兵に色目を使うジア。
99人目のお相手はそのアメリカ兵で、セックスの後処理(肉塊&大量の血)をする母親。
いよいよあと1人。
しかし「もうこれ以上殺さない」とか、今さら言いだすジア。
ジアは完全に九尾狐に乗っ取られているようで、その九尾狐に自我が芽生え始めたらしい。
人間に戻ったところで、ろくな人生を送れない、と。
あと、ジアの母は未婚の母で、結婚した相手がジアを強姦していたらしい。
なので、夫を殺すために巫女にお願いして、ジアの中に九尾狐を取り込んだとか。
アティカスとの出会い
ジアの病院の看護師たちがアメリカ軍に連行されます。
北のスパイがいるとバレたのです。
順番に問いただすアメリカ兵。
何のためらいもなく1人の看護師を撃ち殺します。
そして、次の1人を殺したのはなんとアティカス。
戦争が人を変えてしまうんですね。
ジアの順番が回って来ます。
しかしそこで、「私がスパイよ!」と自白するヨンジャ。
ヨンジャはぶん殴られて気を失い、アメリカ兵に連れていかれてしまうのでした。
1950年、秋。
戦争はますます激化し、ジアが通っていた映画館も、「アカの所有物」ということで閉鎖に追いやられています。
そんな中、ジアの病院に、負傷したアティカスが運び込まれてきます。
しっかりとアティカスの顔を覚えているジア。
心の中で復讐を誓うのでした。
アティカスを監視するジア。
アティカスは、苛立ったり、夜中に泣き出したりと、戦争によって完全に心を蝕まれ、壊れかかっている様子です。
アティカスを「最後の1人」に決めたジアは、母親に宣言するのでした。
アティカスがジアに、小説の読み聞かせをお願いしたことで、2人は急接近。
というかアティカスが一方的に好意を抱く。
ジアも、アティカスの内面を見て徐々に心を開いていきます。
アティカスの初体験物語
ある時、突然アティカスと街で会えなくなってしまったジアは、米軍基地に赴きます。
中に通され、真っ暗なテントの中に入ると、軍服姿で一輪のバラを持って決めまくるアティカスが。
実はアティカス、ジアが観たがっていた「サマーストック」という映画を、ジョージ叔父さん経由で仕入れていたのです。
それをテント内のスクリーンに映して2人で鑑賞。
気分も盛り上がり、映画そっちのけでジアの自宅へ。
やる気満々のジアと、ビビるアティカス。
アティカス実は童貞です。
でも結局やる2人。
九尾狐であるジアは、何も感じないはずが、アティカスに対して愛情を抱いてしまいます。
そして殺してしまう前に「出てけ!」とアティカスを追い出します。
母親も入り込んできて「このアメリカ野郎!」と吐き捨てられ、下着を持って逃げ出す、さんざんなデビュー戦となったアティカス。
アティカス、トラウマにならないといいけど・・・。
後日、ジアはアティカスに会いに米軍基地に。
超冷たく接するアティカス。
ジアはヨンジャの話をします。
アティカスが親友ヨンジャを殺したと。
ジアはアティカスを殺すつもりだったことも告白。
でも、アティカスは自分を救ってくれた。
酷いことをしたからって、獣になるわけじゃない、と。
2人ともたまらん演技。
ジア、すごく良い俳優。
その晩、2人はちゃんとSEXします。
ジアが九尾狐となって殺すこともなく。
そして騎乗いで速攻逝ってしまう、かわいいアティカス。
アティカスの未来
母親に、アティカスを愛していることを伝えるジア。
しかし、母親は拒否。
ジアの正体を知らないから愛しているだけだ、と。
信じられないぐらい幸せな日々を送るジアとアティカス。
ジアは遠回しに九尾狐の話としつつ、牽制入れてきます。
アティカスは、そんな話は聞いておらず、退役できることになったことを伝えます。
そしてジアに一緒にアメリカに来てほしいと。
しかし、まだ話していないことがある、と言って断るジア。
何を言われても気持ちは変わらない、と言うアティカス。
その流れで2人はSEX。
すると、これまで制御できていた尻尾が鼻と耳から出てきてしまいます。
必至に押さえようとしますが、全穴から飛び出し、アティカスとドッキング。
ジアは、アティカスの過去、そして「未来」を見てしまいます。
その未来では、アメリカに戻ったアティカスが死んでしまうのです。
アメリカに戻らないように説得するジア。
「何を言われても変わらない」と誓ったアティカスは、ジアをバケモノ扱いして全裸で逃げ出します。
情けないアティカス、てか彼女がバケモノだったら逃げるのが普通か。
アティカスに逃げられ、傷心のジア。
辛すぎる。
母親とともに、雪山にいる巫女に会いに行きます。
また、この巫女がどこで見つけたんだ!ってぐらい最高な風貌。
人間に戻してくれって頼みに来たのかと思いきや、ジアが見たアティカスの未来、すなわちアティカスの死は現実となるのか聞きに来たのでした。
何のことやら全く理解できない、意味深な言葉を巫女が言って、6話は終了です!
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次回、第7話『私は私』の感想はこちら↓
この他にも海外ドラマの感想を書いていますので興味があれば是非!↓
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