『スーパーバッド 童貞ウォーズ』を観ました。
下ネタ全開のお馬鹿映画でありながら、超切なくてとってもいい映画だったので、そんな感じの感想をまとめていきます!
『スーパーバッド 童貞ウォーズ』の概要
「40歳の童貞男」などのヒットメイカー、ジャド・アパトーが製作を手がけ、童貞喪失を夢みる冴えない高校生たちの奮闘を描いた青春コメディ。オタク高校生のセス、エバン、フォーゲルは、女の子に興味津々の童貞3人組。そんなある日、彼らは人生で初めて女の子からパーティに誘われるが、なりゆきで酒を持っていく約束をしてしまう。どうしてもパーティに参加したい3人は、フォーゲルが手に入れたニセIDで酒を買おうとするが……。
2007年製作/113分/アメリカ
引用元:映画.com
原題:Superbad
監督:グレッグ・モットーラ
脚本:セス・ローゲン、エバン・ゴールドバーグ
出演:ジョナ・ヒル、マイケル・セラ、クリストファー・ミンツ=プラッセ、セス・ローゲン、ビル・ヘイダー、エマ・ストーン
予告編はこちら↓
個人的評価:74点
ここから感想文(ネタバレ注意!)
『スーパーバッド 童貞ウォーズ』を観た僕の感想をザックリ書いていきますが、この先ネタバレにも触れるので何も情報を入れずに映画を観たいという方は、まず先に映画を観てから読んでください!
高校卒業直前の童貞のしょーもない話
高校卒業を目前に控えた、セス(ジョナ・ヒル)、エバン(マイケル・セラ)、フォーゲル(クリストファー・ミンツ=プラッセ)の仲良し童貞トリオ。
ひょんなことから同級生の女の子にパーティーに誘われ、酒を買っていく約束をします。
フォーゲルが手に入れた偽のIDを使って酒を買いに行くのですが、思わぬ事件に巻き込まれ・・・
果たして3人は、無事パーティーに酒を持っていくことができるのか?!
っていう、ストーリーはただそれだけの話。
なんとしても童貞を卒業したい3人は、酒さえ持っていけばSEXできると信じています。
「酒を飲んで失敗させよう!」という。
つまり、相手が失敗でもしない限りSEXできないと自分たちで言ってしまっているという、情けないやら悲しいやら。
若かりし頃のヤツらがみんな最高過ぎる!
まずは童貞3人トリオが3人とも良すぎ!
もともと大好きだったジョナ・ヒルにマイケル・セラ。
この2人が揃ってるだけで嬉しくなっちゃいます。
そして、この2人にすら除け者扱いされてるフォーゲル(クリストファー・ミンツ=プラッセ)。
どこかで見たことあると思ったら『キック・アス』のあいつなのか!
単純に見た目が中学時代の自分に激似でたまらん気持ちになりました。
そして、これが映画デビュー作のエマ・ストーン。
いまやアカデミー主演女優賞受賞した大女優のデビュー作がこれって!
最高過ぎるうえに、エマ・ストーン、最初から出来上がってます。
そして何より最高な警官コンビ、ビル・ヘイダーとセス・ローゲン。
この2人ずっと観ていたい。
『グリーン・ホーネット』がつまらな過ぎて「セス・ローゲンちょっと・・・」って感じだったけど、これで好きになりました。
『グリーン・ホーネット』を酷評した感想はこちら↓
青春の終わり、大人の始まり
とにかく今の時代じゃ不謹慎すぎる下ネタ満載でクソ面白い本作。
はちゃめちゃな一夜が終わった翌日、セスとエバンは大学生活の準備のためショッピングモールへ。
そこへ偶然、2人がそれぞれ想いを寄せるジュールズとベッカが。
昨夜のパーティーではお互い大失敗してうまくいかなくて諦めていましたが、なんだかんだイイ感じになってセスとジュールズ、エバンとベッカのペアになってそれぞれ別れていくのでした。
何度も何度もエバンを振り返るセス。
ジュールズと良い感じになれて最高に幸せな瞬間のはずのセスが、何とも悲しそうな表情でエバンの後姿を見送るのです。
完全に青春が終わる瞬間。
大人が始まる瞬間。
もうここには二度と戻ってこれない。
ラストに超絶切ない気持ちにさせられます。
めちゃくちゃ大人でビターなラストに、「ほんと良い映画観たなぁ」なんて思ってると、エンドロールでセスの「ちんこ絵コレクション」が延々流されるという、やっぱり超下品なお馬鹿映画でした!
最高です!
総評
ほんとにしょーもない下品でお馬鹿なクソ笑える映画なんだけど、あの素晴らしすぎるラストは、そんじょそこらの青春映画とは一線を画しているのではないでしょうか。
警官コンビとフォーゲルがパトカーを燃やすシーンも、祭りの終わりのあのちょっぴり悲しい感じがめちゃくちゃよかったなぁ(祭り行かないけど)。
不謹慎下ネタで気分を害する人もたくさんいると思いますが、そうじゃない人は是非観てみてください!
超馬鹿だから!
そんな映画『スーパーバッド 童貞ウォーズ』はNetflixで配信中ですよ!
その他にも映画の感想を書いていますので、興味があればぜひ!↓
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