映画『グリーン・ホーネト』感想|悪人を装ったヒーローのはずが、本当に悪いことやってるじゃん【ネタバレあり】

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グリーンホーネット 映画感想
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映画『グリーン・ホーネット』を観ました。

今回観たのは2011年の映画版ですが、リメイクの噂もあるみたいですね。

で、どうだったかというと、全然乗れなかったので、そのあたりの感想をまとめていきます!

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『グリーン・ホーネット』の概要

新聞社の若き社長ブリット・リードが、緑のスーツとマスク姿の正義のヒーロー“グリーン・ホーネット”となって夜な夜な悪に立ち向かう姿を描いた60年代の人気TVドラマを、「エターナル・サンシャイン」の鬼才ミシェル・ゴンドリー監督が映画化。主演を務めるのは、「40歳の童貞男」などのコメディ俳優セス・ローゲン。ドラマ版で無名時代のブルース・リーが演じた助手カトー役に扮するのは、台湾の人気俳優ジェイ・チョウ。

2010年製作/G/アメリカ
原題:The Green Hornet
配給:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

引用元:映画.com

監督:ミシェル・ゴンドリー
脚本:セス・ローゲン

出演:セス・ローゲン、ジェイ・チョウ、キャメロン・ディアス、クリストフ・ヴァルツ

予告編はこちら↓

個人的評価:15点

ここから感想文(ネタバレ注意!)

『グリーン・ホーネット』を観た僕の感想をザックリ書いていきますが、この先ネタバレにも触れるので何も情報を入れずに映画を観たいという方は、まず先に映画を観てから読んでください!

ごめんなさい!まったくノレませんでした!

全然好きになれない2人

とにかく主人公のブリットと相棒のカトーのことが、まったく好きになれませんでした

主人公のことが好きになれなきゃ、ストーリーに入り込めないし、他の映画だったら面白いと感じるようなシーンも全然面白く思えないし、そうなると必然的にその映画のことを嫌いになっちゃうんです、僕は。

仮に主人公を好きになれなくても、他に魅力的な登場人物が登場すれば、映画自体も面白くなるんですけど、この映画、致命的なことに魅力的な人物が一人も登場しないんです(僕の主観です)。

大好きなクリストフ・ヴァルツですら超微妙。

で、主人公ブリットの何が好きになれないのかっていうと、そのクズっぷりですかね。

とはいっても、クズな主人公でも全然好きな主人公はいるんですけど。

『凪待ち』の香取慎吾演じる郁男とか。↓

クズ過ぎるんだけど、どうしても憎めないタイプのクズ。

でもブリットのクズっぷりは全然好きになれない。
その差は何なんだろう?

他者に対する優しさが全然感じられないからだろうか?
コーヒーまずくてブチ切れるとことか全然面白くないし。

クズであることに開き直ってる感じが嫌なんだろうか?
そもそもセス・ローゲンのことが好きじゃないのかもしれません・・・。

相棒カトーも好きになれなかった―。

あのコーヒー淹れてる時の、やたら鼻につくプロフェッショナル感がめっちゃ嫌いです。

あと2回「ぺっ」ってツバ吐くシーンがあるんだけど、あれ腹立つわー。

別に、殴られて口の中に血が溜まったわけでもないのに、テレビで気に食わないニュースやってるのを観ただけで、家の中で「ぺっ」ってツバ吐くかね。
くそダサい。

てな具合に、端から好きになれなかったので、ちょっとしたことを凄く不快に感じながらずっと映画を観ていました。

全然好きになれない主人公2人が、イチャイチャ喧嘩してるの延々見せられても、そりゃ楽しくないですよ!

悪人を装った正義のヒーロー?

グリーン・ホーネットの目的は「人助け」

正義のヒーローは、市民を人質に取られると手を出せなくなる。
だから悪人を装って人助けをすれば、市民が人質に取られる心配もなく人助けができる。
だからグリーン・ホーネットは悪人を演じる、というコンセプト。

理屈は納得できる。

でもこの人たち、パトカー大破させてますよね。
あれ、警官死んでてもおかしくないですよね。
てかきっと死ぬか重傷負ってますよね、絶対。

これが悪徳警官だったらまだしも、ただただ悪いことした奴らを追いかけてる、真っ当な警官ですよ。

そんな警官をパトカーもろとも大破させといて、「人の命を救ったぞ!!」ってテンション上がって飛び跳ねて喜ぶって・・・

奪った命のことは無視か!

それって、自分の目的のためなら他人の命なんてお構いなしの悪人そのものですよね。

そういうところも嫌いです。

長くて飽きるアクションシーン

つまらんアクション

クライマックス、日本料理屋から新聞社へ移動しての超大スペクタル(?)アクションシーン。

長くて飽きたなー。

敵の位置関係がよくわかんないし、敵の移動速度が明らかにおかしいし。

車で逃げる主人公と、走って普通に追いつく敵。
エレベーターで逃げる主人公と、走って普通に追いつく敵。

斬新なアクションシーンもなく、とにかく長い。

途中、今まで一度も出てきてないし、何の説明もなく突然現れるアジア系の武闘家殺人集団らしき敵。
何の見せ場もなく、登場してただ殺されるだけ。

悪役スカンロン検事の結末も最悪でした。
悪事を告発して、社会的制裁を食らわせるのかと思いきや、普通に殺しちゃうんですね。
だったら日本料理屋での盗聴や、寿司型USBとか何だったの?

端的に言って、クソつまんないクライマックスでした。

総評

結局、登場人物のことが好きになれないと、全部がつまんなく感じちゃうんだなぁと改めて感じました。

登場人物のことを好きになれなかったのは、僕の個人的な趣味・嗜好のせいでもあるので、好きな人もきっといることでしょう。

でも1つ、クリストフ・ヴァルツの死に様は最高でした!

結構衝撃的な死に方だったけど、そこはあっさり、全然ちゃんと見せてくれなくて残念でしたが・・・

そういうとこが嫌いなんだな、この映画!

あと最後に思い出したけど、カトーが泳げないってシーン、あれ何だったの?

 

ということで、僕の嫌いな映画『グリーン・ホーネット』は、Netflixで絶賛配信中ですよ!

この他にも映画の感想を書いていますので、良かったら是非!↓

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