マブリーことマ・ドンソク主演の韓国映画『悪人伝』を観てきました!
とにかく最初から最後まで「これでもか!」ってぐらい楽しませてくれて最高だったので、そんな感じの感想をまとめていきます!
『悪人伝』の概要
「新感染 ファイナル・エクスプレス」で一躍トップスターとなり、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)作品「エターナルズ」でハリウッド進出を果たすマ・ドンソク主演のバイオレンスアクション。凶悪なヤクザの組長チャン・ドンスが、ある夜何者かによってめった刺しにされた。奇跡的に一命をとりとめたドンスは、対立する組織の犯行を疑い、犯人捜しに動き出す。一方、警察サイドで捜査にあたるチョン刑事は暴力的な手段も辞さない荒くれ者として、署内でも問題刑事として知られていた。まだ世間の誰も気づいていない連続無差別殺人鬼がこの事件の犯人であると確信したチョン刑事は、その手がかりを求めてドンスにつきまとう。ドンスとチョン刑事は互いに敵意をむき出しにするが、狡猾な殺人鬼を突き止めるには互いの情報が必要であると悟り、共闘して犯人を追い詰めてゆく。2019年・第32回東京国際映画祭の「シン・ファンタ/復活!?東京国際ファンタスティック映画祭ナイト」(19年11月2日)で上映。
2019年製作/110分/G/韓国
引用元:映画.com
原題:The Gangster, the Cop, the Devil
配給:クロックワークス
監督・脚本:イ・ウォンテ
出演:マ・ドンソク、キム・ムヨル、キム・ソンギュ、ユ・スンモク、チェ・ミンチョル、キム・ユンソン
予告編はこちら↓
個人的評価:95点
ここから感想文(ネタバレ注意!)
『悪人伝』を観た僕の感想をザックリ書いていきますが、この先ネタバレにも触れるので何も情報を入れずに映画を観たいという方は、まず先に映画を観てから読んでください!
3人が3人とも最高過ぎる

韓国映画を観ると、本当に毎回思うのですが「出演者全員最高過ぎる・・・!」
『悪人伝』も御多分に洩れず、やはり全員最高でした!
何より、物語の中心となる3人がとにかく良すぎ。
主演のマ・ドンソクは言わずもがな。

今回は極悪ヤクザを演じてますが、超怖いのに全然憎めない、どうしても人柄が出てしまうのかどこかチャーミングでもあり、頼りになりまくりのマ・ドンソクでしか成りえないとしか言いようがないヤクザになってます。
マ・ドンソクについては過去の記事でも触れてますのでそちらもどうぞ↓
暴力刑事を演じたキム・ムヨル。

『人狼』の公安の奴ですよね。
人狼のときは、「何だか安っぽくて嫌いだなぁ」ぐらいにしか思ってませんでした(人狼自体が嫌いだからか)。
人狼の時はヒョロヒョロだった気がするけど、今回は15kg増量したらしく、かなりゴツくなってます。
それにより、「武井壮」感が増して、ギラつきまくってていい味出しまくりなんですよねー。
他の映画でも、もっと観たい!
そして猟奇殺人鬼役のキム・ソンギュ。

映画を観てる最中ずっと、どこかで観た顔だなぁなんて思ってたけど、パンフレットを見てビックリ。
『犯罪都市』の中国マフィアの子分じゃないか!
子分感丸出しだったあの時と違って、もう完全なるサイコパスになってました。
目鋭すぎ。
設定自体が超面白い

極悪ヤクザと暴力刑事とサイコパスの三つ巴っていう設定がとにかく面白い。
サイコパスは無差別連続殺人を繰り返します。
どれくらい無差別かっていうと、極悪ヤクザ組長のマ・ドンソクですらナイフでメッタ刺しにするぐらい人を選ばず無差別に殺しまくります。
で、メッタ刺しにされてんのに死なない極悪ヤクザ組長マ・ドンソク。
常人であれば即死でしょう。
自身のメンツに懸けて、なんとしてもサイコパスを捕まえてぶっ殺そうと奔走します。
暴力刑事テソクは、誰よりも早く無差別連続殺人に気が付きます。
でも署内では全く相手にされず、捜査すらさせてもらえません。
独自で捜査を進め、早く犯人を捕まえたいテソク。
そんな中、サイコパス捕獲にはお互いの情報網が必要だと考えた極悪ヤクザと暴力刑事は手を組み、サイコパス狩りが始まるのです。
暴力刑事が先に見つければ逮捕して法の裁きを下す。
極悪ヤクザが先に見つければマ・ドンソクの丸太よりも丸太な腕でぶち殺し。
サイコパスは、そんなことお構いなしに無差別殺人を繰り返す。
どちらが先にサイコパスを見つけるのか?!
って話。
面白過ぎる!
しかも、ヤクザと刑事が手を組むと、ケレン味たっぷりにスローモーションで歩き出すところとか、爆笑できるし鳥肌立つし興奮しまくるし、最高です!
あと音楽も大味で分かりやすくて、これがまたイイんですよ。
本当に最後の最後まで楽しませてくれる

この映画が最高なのは、面白い映画の良いところを恥ずかしげもなく詰め込みまくって、しかも最後の最後まで余すことなく楽しませてくれるから最高なんです。
たしかに、どこかで観たことあるような展開ばかりといえばそれは否定できないんだけど、それなのにこんなに楽しいのは間違いなく3人が別格に最高だからだと思います。
てらいもなく好きなことを全部ぶち込まれたら、それはもう抜けの良い映画になるに決まってるうえに、出演者が最高なんだから、それはもう最高の映画であると言わざるを得ません。
ラスト、逮捕され刑務所に入ったマ・ドンソクが、先に刑務所入りしていたサイコパスを見つけ、とびっきりの笑顔で睨みつけるあのシーンは、生涯ベストシーンの1つになりましたよ!
総評

韓国映画は大好きでずっと観てるけど、まだまだこんな最高の映画を見せてもらえるなんて感謝しかありませんよ。
スタローン製作でハリウッドリメイクされるらしいので、そっちはそっちで楽しみ過ぎる!
マブリーファンならとっくに観てると思うけど、そうじゃない人も最高に面白いので『悪人伝』是非映画館で観てくださいね!
その他にも映画の感想を書いていますので、興味があればぜひ!↓
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